絵の具には毒性を持つ色がある 水彩画を描くときに頭に入れておきたいこと

水彩画を最短で上達させるコツや、知っておくと役立つ情報を掲載しています。

絵の具には毒性を持つ色がある 水彩画を描くときに頭に入れておきたいこと



水彩絵の具は子供も使うことが多い…という理由から、なんとなく安全であるようなイメージをお持ちの方は少なくないのではないでしょうか?

もちろん子供が使う絵の具は安全なものですが、水彩絵の具と一口にいってもさまざまな種類の製品があります。

そのタイプによっては、毒性を持つ成分が配合された絵の具もあるため、使い方には注意が必要です。

今回は、水彩絵の具の毒性について解説するとともに、水彩画を描くときに心がけたいことについてお話ししたいともいます。

絵の具には毒性を持つものがある



水彩をはじめとする絵の具には、毒性を持つ成分が配合されたものがあります。 なんてことを知人に話すと、驚かれる方はとても多いです。

水彩絵の具=子供が学校などで使うもの、というイメージがあるからでしょうか。



実際には、子供が利用することを想定した絵の具には有害な成分は含まれず、安全に使うことができます。

しかし大人向けに提供されている絵の具の中には、毒性を持つ成分を含んだ色も存在します。

なので、子供の頃に使っていた絵の具と同じ感覚で利用するのはよくありません。

パフォーマンス的な理由により、指や手を使って絵の具を塗る人や、 大人の絵の具を子供に使わせる場合なども注意が必要です。



しかしなぜ、絵の具に毒性のある成分が含まれるのか?

その理由ですが、絵の具の色のもととなる「顔料」には金属や天然の鉱物などが使われており、 それらのなかには毒性を持つ物質も含まれるのですよね。

毒性を持つ金属や鉱物を使わなければよいのでは?と考えてしまうかもしれませんが、 その鉱物でしか出せない「色味」や「発色」があります。

色の美しさを表現するために、そういった金属や鉱物が使われるというわけです。




参考として有害な成分を含むとされる色をあげると、

・カドミウム系のカラー
・シアン
・バーミリオン
ほか

などなど、他にもいろいろあります。

どうやって見分けるか?ですが、有害な成分を含む絵の具には、 以下のような×マークがチューブの裏に印刷されています。



見ればすぐにそれとわかるはずです。




もし子供に使わせるなどの理由で絵の具の安全性を知りたい場合は、以下のようなマークの有無を確認しましょう。
CPマーク

安全、かつ高品質とされる絵の具に表示される

APマーク

ACMI(芸術、工芸、材料メーカーの国際協会)が、「急性あるいは健康障害を起こす危険性が低いもの」と認めた絵の具に表示される

CLマーク

有害性な物質が使われているが、正しく使えば危険ではない絵の具に表示される

×マーク

人体に有害な物質が使われている絵の具に表示される

CP、およびAPマークのある絵の具であれば、子供にも安心です。

どの程度の毒性があるのか

大人用の水彩絵の具の一部の色には、毒性を持つ成分が含まれていると述べましたが、 一体どの程度の毒性があるのか?気になりますよね。



絵の具の毒性についてよく見聞きする話では、筆先をなめる癖のある画家が早死した…なんていうものがありますが、 信憑性は定かではありません。

しかし現在の絵の具に比べると、昔の絵の具は有毒な成分の含有量が多かったと思われ、 使い方によっては体になんらかの影響を与えることはあったのではないかと想像できます。

では、現在の絵の具の毒性はどの程度のものなのでしょうか?



絵の具メーカーのサイトに記載されていますが、 有害な成分が含まれると記載のある絵の具であっても、実際には急性毒性は非常に低いのだとか。

参考:クサカベ 絵具全般 Q&A

すぐに中毒症状を起こすことはまずないと思われること、 またそもそも顔料は水に溶けない物質ですので、体内に吸収されません。

万が一、絵の具を体内に摂取するようなことがあったとしても、 継続して摂取しない限りは有害性は無視できる程度だといえます。

わざわざ「有害」の表示がしてあるのは万が一のことを考えての事前対応策であり、 常識的な使い方をしている限り、安全性に問題はないと考えてよいでしょう。

念のため、絵の具を使う場合は以下の点に気をつけましょう。
絵の具を使うときに心がけること

・使った後は手を洗う
・手や足、顔に付けない
・口にしない

絵の具を口にするなんて大人であればまずないと思いますが、 以前知人が絵の具の付いた筆を、筆洗と間違えてコーヒーを入れたカップにつけてしまったそうで…

すぐに気づきましたが、気づかなければそのままコーヒーを飲んでいたかもしれません。

先にも書いた通り、毒性表示のある絵の具であっても急性毒性はありませんので、 少量を摂取したとしてもすぐに中毒を起こすことはないと思われますが、体によくないものをむやみに摂取したくないですよね。

筆洗と間違えて…は、うっかりやってしまうこともないとは言えませんので、気をつけましょう。

毒性が気になる人は、

絵の具に大した毒性はない…とわかってはいても、気になってしまう人はいると思います。

そんな方は、各メーカーで公表されているカタログを見ながら、 有毒表示のない色だけを買うとよいでしょう。

私自身はホルベインの絵の具をよく使用しているのでそれを例にあげますが、 2021年2月10日現在で販売されている12色、18色、24色セットには有毒表示のある絵の具は含まれていません。

参考:ホルベインWEBカタログ(透明水彩絵具) 一方で、24色ボタニカルアートセットと、30色、48色、60色、 全色セットには有毒表示のある含む絵の具が含まれますので、避けるとよいでしょう。

各色の特徴を記した表をみれば、毒性表示の有無を知ることができますので、 12色、18色、24色セットに欲しい色がなければ、毒性表示のないものを選んでバラで買うとよいと思います。

他のメーカーの絵の具を使いたければ、やはり同じように毒性の有無を調べることです。




最近では安全性と環境面などを考慮し、多くの絵の具メーカーで製品が無毒であることにこだわる傾向があり、 有毒成分を含む絵の具自体が減っているのですよね。

以前は毒性表示のあった色でも、代替の原料を用いることによって有害成分を使わなくなっていたりと、 より安全性に配慮した絵の具は増えています。


上写真はホルベインの「コバルトブルー ヒュー」。 名前にコバルトとあるものの、コバルトは使わずに作られています。

毒性が気になる人にとって、無毒性の選択肢が増えるのは良いことなのではないでしょうか。




ちなみに私自身は昔は全く気にせずに使っていたというか、絵の具に毒性があること自体知りませんでした。

絵を描いている途中で、休憩と称して食べ物を口にすることもあり、今考えるとダメダメだったと思います。

しかし毒性があると知ってから絵の具の成分を気にするようになり、現在は毒性表示のない色のみを使うようにしています。

特に不便は感じていません。


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