水彩で木をきれいに描くコツについて解説 初心者でも木らしい木が描ける!
水彩をやっていると人物、風景、静物などさまざまなタイプの絵を描きますが、その中でも高頻度で登場するのが「木」です。
高頻度で登場するのにもかかわらず、この「木」が上手く描けないという水彩初心者は少なくないと思います。
なぜか、のっぺりとした木になってしまう…。
目次
・水彩で「木」をきれいに描くコツ
木の構造を知ってますか?
日向、日陰となる部分をよく見る
葉一つ一つを細かく描かない
ブラシの使い方を工夫する
・水彩で木を描く場合に参考となる動画を紹介
・水彩での木の描き方 まとめ
水彩で「木」をきれいに描くコツ
水彩で木をきれいに描けるようになりたい。
そんな初心者向けに、木をそれっぽく見えるようにきれいに描くコツについてまとめてみました。
以下を読むことで、今まで上手く描けなかった理由がわかるはずです。
そんな初心者向けに、木をそれっぽく見えるようにきれいに描くコツについてまとめてみました。
以下を読むことで、今まで上手く描けなかった理由がわかるはずです。
木の構造を知ってますか?
木が上手く描けないという方にお尋ねしますが、木がどのような構造になっているかを考えたことはあるでしょうか?
なぜそのようなことを尋ねるのかですが、 絵を描くとき、まず地面から生えた木の幹や少量の枝を描いて、その上に葉っぱを散らすようにして描く初心者は少なくありません。
一つの構造を持ったモノとしてではなく、単なるパーツとして見ているためにそのように描いてしまうわけですが、 そうすると平面的で、のっぺりとした印象の絵になってしまいます。
ですが実際の木は以下のように、幹から分岐した沢山の枝に葉が連なるようについています。
木や葉の形自体は、木の種類によって異なるものの、複雑な形をしているのですよね。
木によって枝の伸び方や葉の付き方は異なり、その状態によって同じ種類の木でも見え方が大きく異なってきます。
また木を正面から見ると、左右に枝や葉が広がって見えますが、 実際には左右だけでなく手前や後方にも広がっています。
さらには日の当たるところとそうでないところでは、葉や幹の色は異なります。
水彩で描きなれていない人の木が、木のように見えない大きな理由に
ことがあげられます。
木を描くときは、木の構造を意識したうえで前後左右に広がりを持たせるように描くようにしましょう。そうすれば単純な形であっても、木らしく見えやすいです。
具体的には
上記のような手順で描いていくと良いでしょう。
まず枝や葉の大まかな位置や形を描き、さらに枝ごとについている葉の塊をブロックに分けます。
ブロック分けとは、以下のようなイメージでです。
その際、木の左右だけでなく、前後も意識してブロック分けするように心がけてください。
ブロック分けしたうえで、以降で説明するように描いていくことで、広がりが感じられる立体的な木に仕上げやすくなります。
なぜそのようなことを尋ねるのかですが、 絵を描くとき、まず地面から生えた木の幹や少量の枝を描いて、その上に葉っぱを散らすようにして描く初心者は少なくありません。
一つの構造を持ったモノとしてではなく、単なるパーツとして見ているためにそのように描いてしまうわけですが、 そうすると平面的で、のっぺりとした印象の絵になってしまいます。
ですが実際の木は以下のように、幹から分岐した沢山の枝に葉が連なるようについています。
木や葉の形自体は、木の種類によって異なるものの、複雑な形をしているのですよね。
木によって枝の伸び方や葉の付き方は異なり、その状態によって同じ種類の木でも見え方が大きく異なってきます。
また木を正面から見ると、左右に枝や葉が広がって見えますが、 実際には左右だけでなく手前や後方にも広がっています。
さらには日の当たるところとそうでないところでは、葉や幹の色は異なります。
水彩で描きなれていない人の木が、木のように見えない大きな理由に
・平面的な描き方で立体感がない
木を描くときは、木の構造を意識したうえで前後左右に広がりを持たせるように描くようにしましょう。そうすれば単純な形であっても、木らしく見えやすいです。
具体的には
・枝や葉の大まかなアタリをつける
・枝ごとに葉をブロック分けする
まず枝や葉の大まかな位置や形を描き、さらに枝ごとについている葉の塊をブロックに分けます。
ブロック分けとは、以下のようなイメージでです。
その際、木の左右だけでなく、前後も意識してブロック分けするように心がけてください。
ブロック分けしたうえで、以降で説明するように描いていくことで、広がりが感じられる立体的な木に仕上げやすくなります。
日向、日陰となる部分をよく見る
葉をブロック分けしましたよね。
そのブロックの明るい部分と暗い部分の位置関係を、よく考えて色塗りしていきましょう。
当然ですが、日が当たる部分ほど葉は明るい色になり、影となる部分は暗い色味になりますよね。
どちら側から日が当たっているのか、またどの部分が明るく、どの部分が影になっているのかを考えて色を塗ると、 立体感が出て立派な木に見えやすいです。
葉一つ一つを細かく描かない
木の葉って細かいですよね。
風景画をかくとき、いちいち葉を細かく描いていたらいつまでたっても描き終わりませんし、 細かくかぎすぎるとかえって不自然になります。
なので、細かい葉は一部を除いて描かないようにしましょう。
どのような作品を描くのにもよりますが、 基本は一つ一つの葉を意識するのではなく、葉はブロックの塊だと考えて色塗りしていきます。
特に遠方にある葉ほど、細かく描きこんではいけません。
葉の細かい感じを出したい場合は、葉のブロック分けを細かく行ったうえで色を塗っていくようにすると、葉の繊細な雰囲気が出せます
ブラシの使い方を工夫する
葉を水彩で塗る時、他の部分と同じように色を塗って言ってもよいのですが、
ブラシの使い方を工夫して塗ると、細かい葉の質感を演出しやすいです。
例えばドライブラシ(筆の水気を切って描く)を使って、葉のところどころをかすれさせると、 他の部分の質感と差別化しやすく、より葉らしく見えます。
また普通に塗る場合でもべったり筆をおくのではなく、毛先を使ってちょんちょんと細かく色を置くようにすると、 やはり葉らしく見えやすいです。
古くなった筆を自分でカットして、自分好みの質感を出せる筆に加工するというのもアリです。
カットするのにはやや勇気が必要ですが、そういう自分専用の筆を作っておくと結構便利ですよ。
葉の塗り方は千差万別といっても良いくらい、人によってさまざまな表現の仕方があります。
自分ならではの葉の塗り方を考えて工夫してみると、面白いかもしれません。
例えばドライブラシ(筆の水気を切って描く)を使って、葉のところどころをかすれさせると、 他の部分の質感と差別化しやすく、より葉らしく見えます。
また普通に塗る場合でもべったり筆をおくのではなく、毛先を使ってちょんちょんと細かく色を置くようにすると、 やはり葉らしく見えやすいです。
古くなった筆を自分でカットして、自分好みの質感を出せる筆に加工するというのもアリです。
カットするのにはやや勇気が必要ですが、そういう自分専用の筆を作っておくと結構便利ですよ。
葉の塗り方は千差万別といっても良いくらい、人によってさまざまな表現の仕方があります。
自分ならではの葉の塗り方を考えて工夫してみると、面白いかもしれません。
水彩で木を描く場合に参考となる動画を紹介
ここまで、水彩での木の描き方についてご説明させていただきましたが、
描かれた通りにやってもうまくいかないという方もおられると思います。
そんな方向けに、水彩で木を実際に描いている動画の中より、特にわかりやすいと思われるものをご紹介いたします。
4分程度の動画ですので、簡単にみられるはずです。
明るい部分と影となる部分が適切な位置にあるおかげで、 立体感があって木らしく見えますよね。
動画を見ながら描いてみると、 コツがつかみやすいですよ。
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4分程度の動画ですので、簡単にみられるはずです。
明るい部分と影となる部分が適切な位置にあるおかげで、 立体感があって木らしく見えますよね。
動画を見ながら描いてみると、 コツがつかみやすいですよ。
水彩での木の描き方 まとめ
・葉はブロック化する
・日向と日陰の関係を意識する
ぜひ試してみてください。
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