水彩画で紙がヨレヨレ・ボコボコになるのを防ぐには?

水彩画を最短で上達させるコツや、知っておくと役立つ情報を掲載しています。

水彩画の紙のヨレやボコボコを防ぐには?



水彩画を描きたい。
そう考えて自己流ではじめようとする人、おられると思います。

多くの人は、学生の頃に授業で水彩画を描いたことがあるはずです。

なので自己流でも大丈夫だと思いがちなのですが、実際にやってみるとわからないこと、問題が色々でてきます。

特に多いのが、紙のヨレです。

水彩画の中でも、特に透明水彩絵の具は水の使用量が多いため、紙がヨレやすいんですよね。

せっかくきれいに描いても、乾くと紙がヨレヨレ・ボコボコになってしまって台無し…なんてことになるのも珍しくありません。

紙がヨレるのを防ぐにはどうすればよいのでしょうか?

紙の繊維は濡れると伸びてしまう

水彩画を描いていて、紙がボコボコになってしまった経験をお持ちの人は少なくないと思います。



紙の繊維には水を含むと伸びる性質があります。
そうやって伸びた繊維がゆがんだ状態で乾いてしまうことによって、紙が波打ったようにボコボコによれてしまうんですね。

これを防ぐには「水張り」という作業を行う必要があります。

水彩画教室などでは、水張りの仕方について教えてくれますが、 自己流だとそのような対処法があるとは分からずに悩むパターンが多いです。

水張りをしても、水彩絵の具を使うと多少はよれますが、していない場合と比較するとマシなことがほとんど。

水彩画を描く場合は、面倒でも水張りをしましょう。

水張りの仕方について

というわけで、水張りの仕方について解説します。

通常、まともにやると半日~1日はかかってしまいますが、私は長くても2~3時間程度で描きはじめられる方法を実践していますので、 そのやり方をご紹介します。

水張りに必要なもの

水張りに必要なものは以下の通り。

・画用紙
・木製のパネル
・水張り用のテープ
・刷毛
・水を入れる容器(何でも良い)

画用紙は、水彩画に使用するものです。
水張り後は端をカットするので、描きたいサイズよりも少しだけ大きめを選んでおくと便利です。

そして木製のパネルですが、こちらは画材屋でさまざまなサイズのパネルを手に入れることができます。 画用紙を貼りつけるだけなので安いものでOKですが、 薄すぎたり種類によっては水分で板が反ることがあるため、水張り用に売られているものを利用するのが良いでしょう。

刷毛は画用紙に水を含ませるためのものなので、色がついていない(絵の具などを使ったことがない)専用の刷毛を用意してください。

水を入れる容器は、何でも構いません。私は筆洗や洗面器を使っています。




あと水張り用のテープですが、こちらも何でもよいわけではなく、水張り用のモノを用意してください。 水張りテープは水を吸いやすいという性質上、湿気の多いところに置いておくとダメになりやすいです。

日本は湿気が多く、長期間保管すると使えなくなる可能性が高いので、 湿気にさらされないようにして保管することをおすすめします。

私自身はジッパーつきの小さい袋に、シリカゲルとともに入れて密封しています。

水張りのやり方



まず刷毛に水をたっぷりと含ませ、裏→表の順に画用紙の両面に水を塗ってください。

画用紙を直接水に浸ける方法もありますが、それだと乾かすのに時間がかかります。そこまでしなくてもヨレを防ぐことは可能なので、 刷毛で水を塗っています。

ただし、紙に含ませる水の量が少ないとヨレの原因になりやすいため、たっぷり塗ってください。



水をたっぷり塗ったら、木製パネルに画用紙を設置し、画用紙の4辺を隙間なく水張りテープで留めます。

ちなみに水張りテープは、裏に付いた糊部分に水を付けることで粘着力を発揮するタイプのテープです。(切手みたいな感じです)

テープに水を付ける場合は、適度に水をきった刷毛を使って塗ると均一に水を付けることができます。

そうして水を付けたテープで、画用紙をパネルに固定してください。
画用紙とパネルの間に空気が入らないよう紙をパネルに密着させ、四隅を引っ張り気味にしてテープを止めると上手くいきやすいです。



この状態で乾くまで放置…しても良いのですが、私はドライヤーを使って乾かしてしまいます。

ドライヤーを使うと木製パネルの方が熱で縮み、画用紙にしわが出来て水張りが失敗しやすいといわれることもありますが、 私は特に失敗したことはありません。

なのでドライヤーを使っていますが、パネルの縮みが気になる人、また時間に余裕がある場合は自然乾燥させると良いでしょう。

水張りはこれで完了です。

絵を描く

水張りが終わったら、パネルから画用紙を外さずにその状態のまま描いてください。



外して描くと、水張りした意味がありません。
水でよれてしまいます。

パネルに付けた状態でも、絵の具をのせると多少はよれますが、乾くとまたぴんと張った状態になります。

絵を描きおわって完全に紙が乾いたら、絵を描いた画用紙をカッターを使って丁寧に外して下さい。

板にくっついたままのテープは、水を付けてタワシなどで簡単にこすり落とせます。

作品として描く場合は必ず水張りをやること

水張りは面倒な作業ですが、何度かやっているうちに慣れます。

紙がヨレヨレになってしまうときれいな水彩画が台無しになってしまうため、とくに「作品」として描く場合は 必ず水張りをやっておきましょう。

サイズの小さい紙に描く場合、水でよれても目立ち難いですが、水張りをやった方が仕上がりはきれいです。


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