透明水彩を固めた「パレット」は作る必要がある?だとしたらその理由は?

水彩画を最短で上達させるコツや、知っておくと役立つ情報を掲載しています。

透明水彩を固めた「パレット」は作る必要がある?



透明水彩で水彩画制作を行っている人の中には、 透明水彩の絵の具をあらかじめパレットに出しておき、固めた状態で使う人が結構おられます。

そうした方が良いという人もいれば、絵の具が劣化するのでしないほうがよいという声もあったりで、 混乱してしまう初心者が少なくありません。

はたして、透明水彩の絵の具はパレットに出して固めておいた方が良いのでしょうか?

また、パレットで固めておくメリットは?
わかりやすく解説します。

透明水彩はあらかじめ固めておく必要がある?



透明水彩における水彩画制作において、 あらかじめ絵の具をパレットの上に出しっぱなしにし、固めた状態で使ってる人は少なくありません。

そういう人たちにとって、絵の具は必要な時に都度だして使うもの…ではないのですよね。

固めた絵の具を溶かして、色を塗るのです。



それを見聞きして、透明水彩では絵の具を出したパレットをあらかじめ作っておかなくてはならない、 と思い込んでしまう初心者は少なくありません。

というより、「そうしなさい」と他人から教えられることもあるみたいですから、 「作らなくてはならないものなんだ」と思ってしまって当然かもしれません。

実際のところはというと、あらかじめ絵の具を固めておきたい人はそうすれば良いし、 都度絵の具を出したい人はそうすれば良い、という感じでしょうか。

好みによるものなので、やりやすい方法でよいんです。



まあでも、毎回使いきれる量の絵の具をぴったり出すというのは結構難しいです。

大抵は出しすぎてしまったり、かと思えば足りなくて追加で出す羽目になったり…と、 ちょうどよい量を出せることってあまりありません。

絵の具が余ると、もったいないですよね。
となると、残った絵の具は次回使うまで置いておくことになります。

そういうことを繰り返しているうちに、絵の具を固めて使うのがデフォルトになったという方もおられるのではないでしょうか。



とはいえ、性格によっては毎回パレットをきれいにしなくては気が済まない人もいるでしょう。

そういう人は、都度必要なだけ絵の具を出すやり方でも良いと思います。

絵の具をパレットに固めておくメリット

絵の具を固めておくか、都度だして使うかは好き好きです。

自分の好きなようにやればよいわけですが、 絵の具をパレットに固めておくメリットって少なくありません。

例えば以下のようなメリットがあります。

絵の具を出す手間がない



あらかじめ、ある程度の量の絵の具をパレットに出して固めておくと、絵を描くときに絵の具をいちいち出さなくても済みます。

そんなこと、別に大した手間ではないのでは?と思われる方もおられるかもしれませんが、 絵を描いている最中に足りない絵の具を出して…という作業は、結構面倒です。

ですがひととおりの色を出して固めておけば、絵の具をわざわざ出すという手間が省けます。

特に屋外など、モノを置くスペースがないところで絵を描いていると、その便利さを実感するはずです。

絵の具を携帯しやすくなる



屋内で絵を描くことが多いのなら、その都度絵の具を出すやり方でも特に支障はないでしょう。

ですが、屋外では不便な場合が多いです。



例えば屋外で、その都度絵の具をチューブから出して絵を描いたとして、出した絵の具があまることもあります。

持ち帰りたいところですが、絵の具が柔らかいままだとパレットを閉じた時に流れてしまうため、 そのまま持ち帰ることができません。

ですがあらかじめ絵の具を固めておけば、水で溶いた部分さえきれいにしていれば、 パレットを閉じても絵の具は流れません。



画材を携帯することが多い人にとって、絵の具を固めたパレットって便利なものなのです。

もちろん屋内・屋外にかかわらず、絵の具を固めることに慣れてしまうと、便利すぎて都度だすやり方には戻れません。

絵の具が劣化するのでは?



絵の具をパレットの上に出しっぱなしにすると、絵の具が劣化してしまうのでよくないという声を聞くことがあります。

確かに、出した絵の具は空気に触れやすくなりますから、環境によっては多少劣化してしまうこともあるのかもしれません。



ただ私自身の経験では、絵の具を出しっぱなしにしたことで色が変わってしまったとか、描きづらさを感じたことは一度もありません。

「出しっぱなしにして使う」人がたくさんいるということはメーカー側でも把握しているはずで、 そのような使い方を想定したうえで作っていると思います。

なので、そんなに簡単に品質が低下することはないのではないでしょうか。

もし出しっぱなしにすることで簡単に劣化してしまうのなら、パッケージかどこかに記載がありそうなものですが、そんな注意書きは見たことがありません。

あまり気にしなくてもよいと思います。



もちろん、一度出した絵の具を3年も4年以上も放置したとしたら、絵の具の品質が低下してしまう可能性もないとはいえないでしょう。

ですが何か月~1年程度であれば、よほど環境の悪い場所に置きっぱなしにしているのでない限りは大丈夫です。

少なくとも、目に見えるレベルで品質が変わってしまうことはありません。

使いやすいパレットを作るコツについて

ここまでにも説明した通り、 水彩画を描くときに、あらかじめひととおりの絵の具をパレット上に出して固めておくと便利です。

ここでは、使いやすいパレットを作るコツについて簡単に解説します。

パレットは仕切りが多く丈夫なものを



絵の具を固めて使う場合、一度パレット上に絵の具を出すと、場合によってはかなり長期間パレットを洗わずに使い続けることもあります。

全ての絵の具を同じタイミングで使い切ることができればよいのですが、 うまく使いきれることってほとんどなく、結果的に洗う機会がないまま使い続けることになってしまうんです。

なので使うパレットは、できるだけ使い勝手が良く丈夫なものをつかいましょう。



おすすめは、アルミやホーロー製のパレットです。

とくに画材メーカーが販売しているパレットは、仕切りが多くて使いやすいものがたくさんあります。

色がつくりやすいように、ほどほどに大きめサイズのものを選びましょう。 アルミもホーローも、プラスチックのパレットに比べると素材に色が移りにくいため、 長期間絵の具をおきっぱなしにするのに適しています。

またプラスチックのように水をはじかないため、絵の具を扱いやすいという利点もあります。(使いはじめは若干水をはじきますが、だんだんなじんでいきます)

なお、ホーローはアルミに比べると重さがあるため、手でパレットをもって長時間描くのには適していません。

パレットを置いた状態で使う人に向いています。
重さがある分、色を作る時にパレットがむやみに動かないため、使いやすいはずです。

出す絵の具の量はどのくらい?また並べ方は?



パレットに固めるための絵の具を置く際、どのくらいの量をどのように並べて置いておけばよいのかで迷う人は少なくないようです。

パレットの大きさにもよりますが、一つの仕切りの7割程度が絵の具で埋まるくらいにしておくと、使い勝手が良いと思います。

沢山出しておいた方が良いのでは…と思われる方もいますが、仕切りいっぱいに絵の具を出してしまうと、 色を溶かす際に隣の色と混ざりやすくなります。

絵の具やパレットが汚れる原因になるので、やや仕切りに隙間ができるくらいの量が適当です。

絵の具のチューブの半分とか、チューブの4分の1なんて具合に出す量を説明されることもありますが、 自分のパレットの仕切りのサイズをみて、臨機応変に出す量を決めることををおすすめします。



あと絵の具の並べ方について。
基本的には明るい色から順番に置き、暗い色は明るい色から離して置くようにしましょう。

絵の具のケースにチューブが並んでいる通りに、色を置くようにしてもOK。

絶対にこれという並べ方はありませんが、混ざったら困る色は隣り合わせにしないようにしましょう。

水彩画を描いているうちに、使用頻度の高い色とそうでない色とがわかってくると思いますので、 それにあわせて並び方や出す色を自分流にアレンジしていってください。


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