顔彩で描いたはがき絵(絵手紙)をコーティングしたい どのようにすればよい?

水彩画を最短で上達させるコツや、知っておくと役立つ情報を掲載しています。

顔彩で描いたはがき絵(絵手紙)をコーティングしたい 方法は?



顔彩で描いたはがき絵(絵手紙)の絵を、摩擦や劣化などから保護するためにコーティングしたい。

そんな風に考える方、結構多いです。

大事な人からもらったはがき絵(絵手紙)や、自身のものでも上手く描けたりすると、 キレイな状態で残しておきたいと思いますよね。

今回は、顔彩で描いたはがき絵(絵手紙)のコーティング方法について解説します。

コーティングは水彩画の劣化を防ぐ



保存環境にもよりますが、絵画作品は時間とともに劣化します。

特に水彩絵の具で描いた絵は、他の画材で描いた絵に比べると劣化しやすいため、 正しい方法で保存しておかなくては、時間とともに色褪せや黄ばみが目立ってきます。

正しい方法で保存した水彩画であれば、数年経過したとしてもそれほど劣化は目立ちませんが、 湿気の多い環境だとかびてしまったり、光の当たる場所に置いていると1年くらいで色が変わってしまうこともあります。

劣化速度は環境によるのですね。



劣化を遅らせるには、暗くて湿気の少ない場所に保存するのが一番なのですが、 自身が描いた、もしくはいただいたはがき絵(絵手紙)を部屋に飾っておきたいという方もいると思います。

飾っておくとなると、やはり紫外線や湿気の影響を受けやすくなりますし、 掃除などをする際に摩擦によって絵を傷つけてしまうかもしれません。

大事な絵の寿命を縮めてしまうのは、悲しいですよね。
それを防ぐために、コーティングを施します。

水彩画を保護できるコーティング剤とは

顔彩で描いたはがき絵(絵手紙)の絵を保護したい。
そんな場合に使えるのが、水彩画用のコーティング剤です。



その名のとおり、水彩絵の具で描いた絵を保護するためのもので、 完全に乾いた状態の水彩画に適量を吹き付けておくことで、絵を保護することができます。

市販品だとフィキサチーフとか、ワニスなんて名前で売られているスプレーがそれです。
フィキサチーフとは

絵画用の定着液。
絵をコーティングすることで、摩擦などの外部要因によってかすれたり、傷がつくのを防ぐ効果があります。



ワニスとは

樹脂などの成分を溶剤にとかした塗料のこと。
ワニスではなく、ニスやバニッシュなどと呼ばれることもあります。

水彩画で使われるワニスは、絵の表面を保護するための塗料で、 製品によって防カビや紫外線カットなど、様々な効果を施すことができます。

どちらを使うかですが、フィキサチーフは主に鉛筆やパステルなど、 粉状の道具を使って描いた絵や線を保護するために使うものです。

描かれた線や絵を、樹脂で紙に定着させることで、時間とともにかすれて薄くなるのを防ぐ効果があります。

一方で水彩画用のワニスは、水彩画を保護するために利用する塗料で、 単純に表面を保護できるだけでなく、防カビや紫外線カットなど、製品によってさまざまな効果を絵に施すことができます。

顔彩で描いたはがき絵(絵手紙)をコーティングしたいのなら、 目的にあった効果をもつ水彩画用ワニスを利用するとよいでしょう。

どんな目的でコーティング剤を使うのかを考えよう

顔彩で描いたはがき絵(絵手紙)のコーティングには、水彩画用ワニスを使うのが良いと述べましたが、 水彩画用ワニスにはさまざまな種類があります。

どんな目的で絵をコーティングしたいのかによって、適したワニスの種類は異なってきますので、 まずはその点について考えましょう。

飾るための絵をコーティングしたい



例えば玄関や窓際の棚に、水彩で絵が描かれたはがき絵(絵手紙)を飾っておきたいという場合。

その場合は、以下のような紫外線カット効果を付加できるワニスを利用しましょう。 UVワニスには紫外線を吸収・分解する成分が含まれているため、絵を紫外線の影響から守ることができます。

永久に効果が持続するものではないため過信は禁物ですが、 スプレーしておくことで、光の影響による絵の色褪せを遅らせることが期待できるでしょう。

ただし、直射日光が当たる場所に絵を置くことはやめましょう。



なお、上記で紹介しているホルベインの製品は、UVマットバーニッシュのほうがつや消しタイプ、 UVグロスバーニッシュのほうがつやありタイプとなります。

どちらがよいかは好みにもよりますが、私自身はマットタイプのほうが質感が変わりにくいため、扱いやすいと思います。

単に絵の保存性を高めるためにコーティングしたい



壁や棚などに絵を飾る目的などではなく、単純に絵の保存性を高めるためにコーティングしたい場合。

その場合は、防カビ効果を付加できるワニスを利用しましょう。 水彩画作品は、湿気の多い所に置いておくとカビが生えることがあります。 そしていったんカビが生えると、除去するのは非常に難しいです。

防カビワニスは、そんなカビの発生を防ぐことができます。

もちろん絶対的なものではないため、防カビスプレーをしていたとしても湿気の管理には気を付ける必要がありますが、 ワニスを利用していないものよりもカビの発生を抑えやすくなります。

コーティング剤の使い方・コツ

はがき絵(絵手紙)などの水彩画作品に、コーティング剤を塗布するコツについて簡単に解説します。

いずれのコーティング剤であっても、絵が完全に乾いてから使うようにしてください。

風通しの良い場所を確保する



フィキサチーフやワニスは、化学成分を混ぜた溶剤です。 決して体に良いものではないため、利用する場合は換気のできる風通しの良い場所を確保しましょう。

自宅で行う場合はペットや子供が近くに寄らないようにして、窓を開けた状態で使用してください。

スプレーという性質上、まわりにも飛び散る可能性があるため、 成分が付着してもよいカバーなどを敷いておくことをおすすめします。

薄くむらなくスプレーする



ワニスをスプレーする際は、作品から30㎝程離れたうえで薄くむらなくスプレーします。

一度で完璧にコーティングしてしまおうとするのではなく、3回くらいにわけて少しずつコーティングするのがコツです。

一か所にかけ過ぎると、スプレーに含まれている樹脂の影響で色が変わったりにじんだりすることがあるため、 薄く塗布することを意識してください。

防カビスプレーは裏面にも塗布すること



防カビワニスに関しては紙の表面(絵がある方)だけでなく、紙の裏側にも塗布するようにしてください。

そうでないと、十分な防カビ効果が得られません。

まず表面にワニスを薄く均一に吹き付け、表面が乾いたら裏面にもまんべんなく吹き付けます。

基本、コーティングしたあとの絵の塗り替えは不可



油絵であれば、表面をコーティングした後であっても加筆が可能ですが、 水彩画作品の場合は、コーティング後の加筆は基本的には難しいです。

といっても、水彩画で仕上がった作品を修正することはそうそうないと思いますが、 一応、コーティング後の絵の修正はできないということを頭に入れておきましょう。


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