水彩絵の具で年賀状に絵を描きたい 失敗しないコツと注意点について解説
水彩絵の具を使って「年賀状」に絵を描きたい。
そのように考えている方、結構多いのではないかと思いますが、 水彩絵の具でハガキに絵を描く場合、ある程度水彩の性質を理解していないと失敗する可能性が高いです。
今回は、水彩絵の具で年賀状を描く場合に失敗しないコツと、注意点について解説したいと思います。
【目次】
・年賀ハガキに水彩絵の具で絵を描くとどうなるか
・水彩で年賀状 失敗しないためのコツと注意点について
水彩用のハガキを使う
ハガキに描いた絵をコーティングする
・描いた水彩画をスキャンしてコピーするのもあり
年賀ハガキに水彩絵の具で絵を描くとどうなるか
水彩絵の具は、多くの方にとって比較的身近な道具です。
なので気軽に使おうと思いがちですが、一般的な年賀ハガキに水彩絵の具を使うと、 多くはハガキがヨレヨレになってしまったり、色がきちんとのらなかったりで上手くいきません。
水彩の種類や水の使い方によっては上手く描けることもあるかもしれませんが、 水をたくさん含むような描き方をした場合、まず上手くいかないでしょう。
なぜ上手くいかないのか?
その理由ですが、一般的な年賀ハガキに使われている用紙は、あまり水には強く作られていません。
なので水の多い水彩絵の具を使うと、紙に多くの水がしみこみ、 紙の繊維が伸び縮みすることによってはがきがデコボコになってしまうんです。
それでも出せないことはないかもしれませんが、 見栄えが良くないためおすすめしません。
まあ、アクリル絵の具のような耐水性のある絵の具で、 水を控えめにして描けばなんとかなるかもしれませんが、絵の具って色移りしやすいです。
郵送中に他のハガキに色移りしてしまう可能性もないとは言えないため、 保護スプレーなどであらかじめ色移りしないようカバーしておく必要があるといえるでしょう。
気軽に「水彩で描こう」と考えてしまいがちですが、 水彩で年賀状を描くのであれば、失敗を防ぐための工夫が必要です。
水彩で年賀状 失敗しないためのコツと注意点について
水彩絵の具を使って年賀状を描く場合に、失敗しないためのコツや注意すべき点についてお話しします。
水彩用のハガキを使う
年賀状を描く…となると、年賀状用の既製ハガキを用意する方が多いと思いますが、
もし水彩絵の具で年賀状を書くのなら、水彩用のハガキを使いましょう。
先にも述べたように、一般的な年賀ハガキは水に強くないため、 水彩絵の具を使うと紙がヨレヨレになってしまいます。
写真用の年賀ハガキなら多少の水分には耐えられるかもしれませんが、 水をはじいてやはり上手く描けないと思います。
水彩で年賀状を描くのなら、最初から以下のような水彩用のハガキを使うのが無難です。 ハガキを選ぶ場合の注意点として、絵手紙用として売られているハガキには「水彩紙」や「画仙紙」など、いくつかの種類があります。
水彩絵の具を水多めで使うのであれば、「水彩紙」のハガキを選んでください。
「画仙紙」のハガキは「顔彩」と呼ばれる絵の具に向いているものであり、水彩紙に比べるとにじみやすいため、 一般的な水彩絵の具で描きたい人にはおすすめできません。
あと当然ですが、上記のハガキは年賀用ではありません。
なので年賀状として出すのであれば、正月限定で販売されている「年賀郵便切手」を貼り付けたうえで、 切手の下に赤字で「年賀」と記載してください。
「年賀」という文字は、別に切手の下でなくともハガキの表面ならどこでも良いのですが、 切手の下に記載するのが一般的でわかりやすいです。
そうした上で年賀状用のポストに投函すれば、年賀状として配達してもらえます。
先にも述べたように、一般的な年賀ハガキは水に強くないため、 水彩絵の具を使うと紙がヨレヨレになってしまいます。
写真用の年賀ハガキなら多少の水分には耐えられるかもしれませんが、 水をはじいてやはり上手く描けないと思います。
水彩で年賀状を描くのなら、最初から以下のような水彩用のハガキを使うのが無難です。 ハガキを選ぶ場合の注意点として、絵手紙用として売られているハガキには「水彩紙」や「画仙紙」など、いくつかの種類があります。
水彩絵の具を水多めで使うのであれば、「水彩紙」のハガキを選んでください。
「画仙紙」のハガキは「顔彩」と呼ばれる絵の具に向いているものであり、水彩紙に比べるとにじみやすいため、 一般的な水彩絵の具で描きたい人にはおすすめできません。
あと当然ですが、上記のハガキは年賀用ではありません。
なので年賀状として出すのであれば、正月限定で販売されている「年賀郵便切手」を貼り付けたうえで、 切手の下に赤字で「年賀」と記載してください。
「年賀」という文字は、別に切手の下でなくともハガキの表面ならどこでも良いのですが、 切手の下に記載するのが一般的でわかりやすいです。
そうした上で年賀状用のポストに投函すれば、年賀状として配達してもらえます。
ハガキに描いた絵をコーティングする
ハガキに水彩で絵を描いた場合は、
フィキサチーフと呼ばれる定着液でコーティングしておきましょう。
フィキサチーフとは、鉛筆やパステルほか、
紙への固着力が弱い描画材が剥離してしまわないように定着させるための溶液のことです。
通常の水彩画ではあまり用いませんが、 年賀状は郵送時に表面が摩擦される可能性が高いため、念のためにコーティングしておいた方が良いでしょう。
絵が汚れることを防ぐためという意味合いもありますが、 それ以上に他人のハガキに色移りしてしまうと迷惑がかかるため、それを防ぐ目的でもあります。
ちなみに、フィキサチーフと一口にいっても描画用、パステル用など様々なタイプがあります。
どれを選ぶか?ですが、水彩で描かれた絵をコーティングする場合は、 描画用でもパステル用でもどちらでも構いません。
あとスプレーする際、一度にたくさん吹きかけると絵にムラが出て、 ところどころ質感が変わってしまう恐れがあるため、少し離れた場所から少しずつ数回に分けて吹きかけるようにしてください。
体にはよくないため、十分な換気のもとで使用することです。
特に小さな子供さんがおられるご家庭や、動物を飼われている方は使用する場所にご注意下さい。
通常の水彩画ではあまり用いませんが、 年賀状は郵送時に表面が摩擦される可能性が高いため、念のためにコーティングしておいた方が良いでしょう。
絵が汚れることを防ぐためという意味合いもありますが、 それ以上に他人のハガキに色移りしてしまうと迷惑がかかるため、それを防ぐ目的でもあります。
ちなみに、フィキサチーフと一口にいっても描画用、パステル用など様々なタイプがあります。
どれを選ぶか?ですが、水彩で描かれた絵をコーティングする場合は、 描画用でもパステル用でもどちらでも構いません。
あとスプレーする際、一度にたくさん吹きかけると絵にムラが出て、 ところどころ質感が変わってしまう恐れがあるため、少し離れた場所から少しずつ数回に分けて吹きかけるようにしてください。
体にはよくないため、十分な換気のもとで使用することです。
特に小さな子供さんがおられるご家庭や、動物を飼われている方は使用する場所にご注意下さい。
描いた水彩画をスキャンしてコピーするのもあり
出す年賀状の数が多い場合、一枚一枚手書きで絵を描くのは大変です。
もしスキャナーやプリンターなどをお持ちであるのなら、 年賀状用に描いた水彩画をスキャンしたのち、そのデータを年賀状にコピーして使うようにすると楽です。
水彩画をコピーするだけであれば、通常の印刷に対応した年賀はがきを使用することができますので、 水彩用ハガキなどを用意する手間も省けます。
ただしスキャナの能力によっては、データとして取り込む際に絵の色味が変わってしまったり、 きちんと読み込まれない可能性もあります。
なのでそこそこ高性能なスキャナをお持ちでない人には向きませんが、 そこまで細かいことにこだわらない方には悪くない方法です。
手書きはちょっと大変かも…と思われている方は、とりあえず上手くスキャン&コピーができるかどうか試してみるとよいでしょう。
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