透明水彩で色をムラなく塗るコツについて解説

水彩画を最短で上達させるコツや、知っておくと役立つ情報を掲載しています。

透明水彩で色をムラなく塗るコツについて解説



水彩絵の具で色を塗ると、
ところどころムラができてしまう…。

そんな悩みをお持ちの方、結構いらっしゃるのではないでしょうか?

水彩絵の具の中でも、特に透明水彩と呼ばれる種類の水彩はムラが目立ちやすく、 頭を抱えている方もおられるはず。

今回は、そんな透明水彩で色をムラなく塗るコツについて解説します。

水彩絵の具はなぜ色ムラができやすい?その理由



水彩絵の具、特に透明水彩は色ムラができやすいです。

下書きでは上手くいっていたのに、色塗りの段階でいまいちな出来になってしまった経験をお持ちの方は少なくないのではないでしょうか。



水彩絵の具で色ムラができやすい一番の理由は、透明感が強いから。

例えば油絵の具やポスターカラーって、絵の具自体が不透明であるため、 重ね塗りをしたとしても下の色が透けて見えることはありません。

一度目の塗りでムラっぽくなったとしても、重ね塗りで隠すことができます。



ですが透明水彩のような透明感の強い絵の具の場合、 色を塗った時の濃い薄いがはっきりわかります。

透明感が強いために、
色ムラが目立ってしまうんですよね。

できてしまった色ムラを隠そうと重ね塗りしたりぼかそうとしても、 一度塗った下の色を完全に隠すことはできません。

一発勝負の絵の具だともいえるでしょう。

透明水彩でムラなく色塗りするには?

透明水彩でムラなく色を塗るためには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。

そのポイントについて以下、
まとめてみました。

紙の水張りをする

絶対に…ではありませんが、ムラができるのをできるだけ避けたいのであれば、 紙の「水張り」をしておきましょう。



特に大きめの用紙を使用する場合は、水張りは必須です。

紙は水をたくさん吸い込むと、繊維がところどころ伸びたり縮んだりして波打ってしまうという性質があります。

紙が波打つと、くぼみに塗った絵の具が溜まってムラができやすくなるため、 それを避けるためにも水張りと呼ばれる作業を行っておきます。

水張りの仕方については以下の記事で詳しく解説していますので、そちらをご覧ください。 水張りをすれば、いくらでも水を紙に含ませることができるようになります。





どうしても水張りをしたくない方は、以下でご紹介しているような「水張り不要の水彩紙」を使うというのもありです。 ただし絶対に波打たないかというとそんなことはないため、 できるだけヨレを防ぎたいのであれば、やはり水張りはしたほうが無難です。

絵の具を大量に作っておく

絵の具を塗る面積にもよりますが、広範囲を透明水彩で塗る場合は、 できるだけ短時間で塗り上げる必要があります。



時間がかかると、紙の上の絵の具が乾くことで輪郭線がでてしまったり、 水分が流れることによって濃い部分と淡い部分がでやすくなります。

それを防ぐためにも、あらかじめ必要になると思われるよりもやや多めに絵の具を溶いておきましょう。

そうすれば一気に塗ることができます。

作った絵の具に濃淡がでないよう、
よく混ぜることも大切です。

あらかじめ用紙を湿らせておく

透明水彩である程度の範囲を色塗りする際、あらかじめその部分を水で湿らせた状態にしておくと、 ムラなくきれいに塗りやすくなります。



どのくらい湿らせるのか?ですが、湿らせるというよりは結構しっかりと濡らす感じです。

表面に水を付けるのではなく、紙に水を吸わせるように湿らせると、 うまい具合に色がにじんでムラが出にくくなります。

ただし水を沢山使うことになるため、用紙の水張りは必須です。

水張りをしないと紙がボコボコになって かえってムラができやすくなりますので注意してください。

大きめの平筆や刷毛を使う

どの程度の範囲を塗るのかにもよりますが、 広い範囲を塗る場合は大きめの平筆や刷毛を使って塗るとよいでしょう。



大きいと、それだけ筆先に沢山の絵の具を含ませられますので、広範囲を塗る場合でも一気に塗り上げることができ、 色ムラになりにくいです。



ちなみにもし予算が許すのなら、
品質の良い筆を選んでみてください。

例えばラファエルの水彩筆は、描き心地にこだわる方にはかなりおススメ。 絵の具の含みがとても良いリス毛を使用しているため、描き心地が柔らかく広範囲も塗りやすいはずです。 広い範囲を塗るのであれば、
水彩用の刷毛も便利です。

筆が変わるだけで描き心地が大きく変わります。

安い筆に比べると高いですが、
それだけの価値は十分にあります。

ムラになりにくい画用紙を選ぶ

透明水彩で色塗りをする際、 どんなやり方や工夫をしてもムラができてしまう場合は画用紙があっていないのかもしれません。

画用紙はメーカーや種類によって使い心地に大きな差があります。

特に安い画用紙はムラになりやすいため、できるだけムラを作りたくない場合は 品質の高い水彩紙を利用するようにしましょう。




高品質でややお手頃なものだと、ウォーターフォードがおすすめです。


お値段はしますが、アルシュもおススメ。 ただしアルシュの「極細目」は水の吸い込みが早いため、かえってムラが出やすくなる恐れがあります。

選ぶなら、細目か荒目がおススメです。

色ムラになりにくい塗り方のコツ

透明水彩で広い範囲を塗る場合に、
できるだけ色ムラを作らない塗り方のコツをご紹介します。

先にご紹介したいくつかのポイントを踏まえたうえで、練習してみてください。
透明水彩でムラなく塗るための手順

・筆に絵の具をたっぷり含ませる

・端から端(横一段)まで筆を動かして素早く塗る

・一段塗れたら、少しだけ重ねて下段も塗っていく

基本は上記を繰り返します。

あまり時間をかけずにサッサと塗るのがポイントで、 できれば2分かからないくらいの時間で塗り終えたいところです。



注意点としては、2度塗りしないこと。

筆がかすれたり、思い通りに色がつかなかったときに塗り返したくなりますが、 2度塗りするとムラができやすくなります。

そうならないためにも、あらかじめ絵の具をたっぷり含ませた大きめの筆で描くようにしましょう。



細かい範囲を塗る場合は、小さめの平筆を使って上記の手順で描くと、ムラなく塗りやすいです。

コツをつかんだら、あとは練習あるのみですので頑張ってください。


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